文部科学省による新学習指導要領の施行により、英語教育に大きな変革期が訪れています。
お子さまの英語教育が変わる―。と多くのメディアで話題になっているので関心を寄せている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ヒューマンアカデミー・こども教育総合研究所から、英語教育のポイントや子どもたちに大切なことは何かにいつて、インタビューをさせていただきました。
以下はインタビューの一部の内容となります。詳しい内容は是非ヒューマンアカデミー・こども教育総合研究所の記事ページに伺いください。
Q: 英語教育にはどのようなポイントがあるのでしょうか。
Tanaka:英語を学ぶ土台には、三つの柱が必要であると考えています。 一つ目は「Authentic -オーセンティック-」であること。子どもだましではなく、使える表現や生きた語彙に触れられる本物のコンテンツを使うことです。 二つ目は「Meaningful -ミーニングフル-」であること。理解ができる、かつ学習者にとって理解をする価値があると思える内容かどうかも重要です。 そして三つ目に「Personal -パーソナル-」であること。学んだことが他人事ではなく「自分ごと」にできるかどうかで、学習への関心や定着は大きく高まります。 たとえば「目が覚める」を「目覚めがいい」という表現にすると、言葉に感情が見えてきますね。「I wake up」に「I feel great」も付け加えることで、自分の日常の一部となり、ぐっと関心を持ちやすくなると思います。 ただやみくもに音読するのではアナウンサー読みになり、メカニカルになるので、英語を自分の日常や感情と関連づけることを意識してはどうでしょうか。
―幼児や小学校低学年の「初めて英語を学ぶ子どもたち」には、何が大切でしょうか。
ひとつは「音としての英語」という認識が重要です。子どもにとって、耳から入る「音」が初めての言葉です。聞こえたものを口に出すなど、口慣れをすることによって英語が上達していきます。これは母国語も同様ですね。子どもは音の感受性がとても良いため、口慣れしやすく上達が早いです。また、ただ真似をするだけではなく、感情を込めて言うことがとても大切です。音とともに、状況のなかで使うことを意識しましょう。
・・・
Q: 子どもたちに英語に興味を持ってもらうために、私たち大人はどうしたら良いのでしょうか。
Tanaka:保護者や教育関係の方々に共通して必要なのは、子どもと「一緒に楽しむ」ことです。 「すごいね」と声をかけて褒めてあげることはもちろんですが、大人も楽しんでいることが大切です。大人の反応は子どものモチベーションにもつながりますし、取り組む姿勢も変わってきます。 上でも挙げましたが、子どもは日常のなかで無意識のうちに世間と照らし合わせているので、リアリティが感じられると瞬く間に覚えていきます。動画やアプリ、絵本などの良質なインプットで、楽しみながら進められたら良いですね。
・・・
Comments